スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ショットガンの歌

その夜、翔と恵は二人でお母さんが帰ってくるのを待っていた。

お母さんはいつも19時には帰ってくる。でもその日は22時なっても帰ってこなかった。

「お母さん、帰ってこないね」
5歳の恵が言う。
「うん」
7歳の翔は内心不安でいっぱいだった。

こんな夜に、古いアパートで、小さな子どもが二人きりで。
翔は自分がお兄さんなんだから妹の恵を守らなきゃと思った。
お母さんはいつも「翔はお兄ちゃんなんだからしっかりしなさい。」と言っていた。
でも夜の闇はよからぬことばかりを考えさせる。

お母さんは死んじゃったんじゃないか。車に轢かれて、何かの事故で。あるいは何かの事件に巻き込まれたんじゃないか。
今にも電話が鳴って、「お母さんは事故でお亡くなりになりました」と言われるんじゃないか。
そうなったら僕達二人はどうなるんだろう。二人で生きていかなきゃいけないのか。まだ小学二年生なのに働かなきゃいけないのか。僕がお兄さんだから僕がしっかりしないと。
それともおじいちゃん家に引き取られるのかな。でも嫌だな、田舎に引っ越さないとダメなのか。そしたら学校の友達とも会えなくなるし。それは嫌だから、そうなったら二人で自立してみせると言おう。大丈夫きっとできるさ。
なんでこんなこと考えてるんだろう。なんでお母さんは帰ってこないのだろう。なんで電話も何もないのだろう。

夜の静けさは翔を不安にさせていた。

不安を紛らわそうと、テレビをつけてみた。しかし、バラエティ番組から流れる笑い声は部屋の静けさに無機質に響いて、翔の心をさらに空虚なものにした。
チャンネルを変えると、男が女の背後から近づいて灰皿で殴ろうとしている場面だった。灰皿が振り下ろされる直前に、翔はあわててテレビを消した。

部屋はまた静かになった。その静寂はさらに深く、翔の不安もさらに大きくなった。

時計の音がチッチッチッ、と鳴っている。もう23時だった。
翔も恵もとっくに寝ている時間だったが、とても眠れなかった。
普段は仲良く話をする兄妹なのだが、この夜は二人ともほとんど何も話さなかった。
二人でいる静けさは空気をよりいっそう重くした。

ぱーん

そのとき、外のどこか遠くで乾いた音が鳴った。夜の静けさが一瞬、破れた。

「今の何の音?銃声?」
恵が言う。
「そんなわけないだろう」
翔はなにか得体の知れない不安を感じていた。

まさかお母さんが撃たれたんじゃないか。
そんなわけない、そんなわけない、と思うけれども。
日本に銃なんてあるわけないし、ましてやこんな近所で、しかもお母さんが撃たれるなんて、撃たれる理由もないし、そんなわけない、そんなわけない。

部屋は再びひっそりと静まり返った。
その静寂の中で、翔の頭の中ではよからぬ考えばかりがまわっている。

するとドアの向こうから足音が聞こえてきた。
木造のアパートの廊下を歩く、ぎしぎしという音。
「お母さんかな?」
恵は瞳を輝かせてそう言うとドアの方へ走っていった。
翔もそれまでの不安が急にどこかへ消えて恵に走ってついていった。
お母さんが帰ってきた!
翔はそれまでの不安が消えて、安心感とうれしさとともにドアを開けた。

するとそこには男が立っていた。
長髪でひげを生やした長身の男。
その顔に表情はなく、その手にはショットガンが握られていた。

「お前らのお母さんを殺したのは俺だ」
ぱーん

男は言うと、ショットガンを口にくわえ撃った。

真っ赤な血と肉片が大量に飛び散った。


「うあああああああああ!!」
翔は狂ったように叫んだ。
「くそ、殺してやる!」
翔はショットガンを男に向けた。
「翔、それもう死んでるよ」
「うう、、」
翔は恵をにらんだ。
翔は少し考えて、言った。
「恵、どうする?母さんを殺したやつをこのショットガンで殺すか、二人で死ぬか」
恵はとても冷静に言った。
「翔、だからそれはもう死んでるって」

「うあああああ!死んでやる!!」
翔はショットガンを自分の額に当てた。
ぱーん

恵がとっさに体当たりしたので、翔が撃った弾は天井をぶち破った。
天井をぶち破った弾はベッドをぶち破り、その上の女とそのまた上の男の腹をぶち破った。

「翔の馬鹿!」
恵は翔の手からショットガンを奪って遠くへ投げた。
翔は恵をにらんで言った。
「だって母さんが殺されたんだぞ!」
ぱん
恵は翔の頬をビンタした。
「翔の馬鹿!何でそんなこと言うのよ!」
ぱんぱんぱん
恵は翔をさらにビンタした。

「翔はお母さんが殺されたとこ見たの?お母さんが死んでるとこ見たの?」
翔は目を丸くしていた。
「それの言うことまんまと信じちゃって、そんなの嘘っぱちよ!」
恵は靴をはいて歩いていった。
「私、お母さんを探してくる」
翔は一瞬ぼーっとしていたが、急いで恵のあとについていった。
恵の後ろ姿がそのときとても大人に見えた。

まだ5歳なのになんでこんなに冷静なんだろう。
それに比べて俺はなんて子どもなんだ。
「翔はお兄ちゃんなんだからしっかりしなさい。」
お母さんの声が思い出された。

翔は恵の横に並ぶと、手をつないだ。
恵は思った。
しょうがないお兄ちゃんだなあ。。
スポンサーサイト

テーマ : 連載小説
ジャンル : 小説・文学

BLOODY SOUL

無慈悲な愛に殴られて
涙した My blue memory
差し伸べる手なんてなかった
孤独の Endless sorrow

屋上から見下ろす地面に
吸い込まれそうになっても
引き止めるのはお前の言葉
今でも忘れられない

傷ついて傷ついても走り続けよう
崩壊も後悔もすべて受け止め
限りない痛みなど感じぬままに
高々に燃え上がれいつまでも強く
BLOODY SOUL

まるで火種のない火事さ
絶えない Burning heart
灰になることも知らない
儚い Sweet fantasy

終幕は運命づけられ
有限の未来だとしても
信じられるのはお前だけだ
ずっと腕の中に

想いのまま想うがまま走り続けよう
二度とない時間を無駄にしたくない
やがて来る悲しみも怖れぬままに
どこまでも燃え上がれ果てしなく強く
BLOODY SOUL

血まみれになっても心臓は動いてる
生きていたいから 消えたくないから
幸福を求めたいから

傷ついて傷ついても走り続けよう
崩壊も後悔もすべて受け止め
限りない痛みなど感じぬままに
高々に燃え上がれいつまでも強く
BLOODY SOUL


///
ちなみにこの「BLOODY SOUL」はWATARUさんのホームページにて「Burnig Sou」と名を変えて曲が公開されております。3rdマキシの2曲目ね。

テーマ : 自作詩
ジャンル : 小説・文学

ハルマゲドン創生記

むか~しむかし、神様は強大な力を持った悪魔をつくりました。

神様はちょっとしたお遊びのつもりだったのですが、悪魔は強大な力で世界を変えてしまいました。

さすがの神様も困ってしまいました。

というのも、神様は一度つくったものを消去することができないのです。

そこで、考えた末に神様は悪魔を倒す勇者をつくりました。

悪魔の失敗があったので、神様は強大な力をたくさんに分割して、小さな力を持った勇者をたくさんつくったのでした。


勇者は自分が悪魔を倒すという使命を持っていることを知っていました。

また、自分と同じように悪魔を倒す使命を持っている勇者が世界中にたくさんいるということも知っていました。

世界中の勇者たちと力を合わせて協力することのみによって悪魔を倒せるのです。

なので、世界中の勇者はすぐに一斉に悪魔のもとへと集まりました。

小さな力を持ったたくさんの勇者たちは協力しあって、強大な力を持つ悪魔と戦いました。

そして、勇者達は見事に悪魔を倒しました。

世界は平和になり、神様は一安心したのでした。


しかし、残念ながらそうもいきませんでした。

協力することを覚えた勇者たちは、小さな力を合わせた強大な力で世界をつくり変えてしまったのです。

神様は再び困ってしまいました。

神様は一度つくったものを消去できないのです。

考えた末に神様は再び、今度はもっと強大な力を持った大魔王をつくったのでした。。

テーマ : ショート・ストーリー
ジャンル : 小説・文学

ダイヤモンド・アース

君は地球が丸いと思っているのかね?球体だと?

君は実際に宇宙に行って地球を見たことがあるのかね?
ないのになぜ地球が丸いといい切れるのかね?

教科書に書いてある?衛星からの映像を見たことがある?

教科書に書いてあることはすべて正しいのかね?衛星画像が本当に宇宙から撮影されたものだという証拠はあるのかね?
いいかね、信じられるのは自分の目だけなんだよ?

そもそも、地球が球体だなんてことがあるわけないのだ。
球というのは数学的に生み出された形であって、自然界には完全な球体はないのだ。
だから地球が球体であるはずがない!

球というのは、中心からの距離が等しい点の集合だ。
地球というのは、大気がある部分までが地球だ。
さて、大気を地球に引き寄せている重力は、場所によってまちまちなんだ。
重力が強い場所もあれば弱い場所もある。
地球の中心にあるマントルが常に流動しているのだから、重力が不安定で常に変動するなんてのは当たり前のことなんだがね。
重力が場所によってまちまちなんだから、大気だって均一ではなくぼこぼこしているはずなのだ。
だから地球は球体ではなく、でこぼこなんだ!

球体だと思って見るから球体に見えてしまうのだ。
実際に宇宙に行って地球を見た宇宙飛行士が言う。
「地球は丸かった」
嘘だ!出鱈目だ!地球はでこぼこなんだ!
先入観が世界を歪めて見せてしまうんだ。
地球が丸いなんて思い込んで地球を見たって地球の真実の姿なんか見えやしないんだ!

地球が丸いなんて思い込んでいるやつらはみんなそうなんだ。
自分が生きている世界をまともに見ようとしないんだ。
地球が青い?
青一色なわけがないだろう!
地球にいろんな色があって、とても一言で表せる色ではないのだ。
時間を変え、色を変えていくのだ。
地球はもっと複雑でダイナミックなんだ!

さて、ここからは理想の話をするが、いいかね?
なぜ地球は球体でなければいけないのかね?
昔から球体は神秘的な形として崇拝されてきた。
どこから見ても同じ形。球体は完全な形とされてきたのだ。
太陽も球体であるし、だから球体はしばしば神と混同されてきた。
その神聖な形と地球を重ねたくなるのが人情なのかもしれない。

しかし私は球体が神聖な形だなんて思わないぞ!
ただの丸、どっからみても同じ形、変化のない、つまらない形。
私は球体なんかに神秘性の欠片も感じないね!

私が神秘性を感じるのは正多面体だ。
正四面体、正六面体、正八面体、正十二面体、そして正二十面体。
特に正二十面体だ!
正三角形二十枚からなる完全な形、神秘の結晶。
見る角度によって表情を変える、ダイヤモンドの輝き。
その中には神が宿っているに違いないと思わせる。

地球は正二十面体でなければならない。
広大な宇宙の中で、唯一生命の宿る神秘の惑星、地球。
その奇跡的な地球の形として相応しいのは正二十面体だ。

私は生涯をかけて、地球を正二十面体に変えるつもりだ。
ダイヤモンドカッター号を打ち上げて、地球の大気を切り出すのだ。
でこぼこな、不完全な形なんて浅ましい。
私は宇宙船ダイヤモンドカッター号で大気を数学的に完全な精密さでもって切り出し、地球を正二十面体に変えるのだ。

想像してみたまえ、正二十面体の地球。
もはや「地球」とはいえない。
「ダイヤモンド・アース」
宇宙に浮かぶ、青色のダイヤモンド。
近づいて見ると、次々に表情を変える。
雲は不可思議なマーブル模様を描き、海は青く、森は緑、都市の人工的なビル色は光を反射して輝く、、

ダイヤモンド・アースはその神秘的な美しさのために、宇宙の中で侵してはならない神聖な星となるのである。。

テーマ : ショート・ストーリー
ジャンル : 小説・文学

うどん屋がカレーをつくる

「おい、うどん屋」
楠木が大学祭でやった手打ちうどん屋が大好評だったので、市村は楠木を「うどん屋」と呼んでいる。
「これは今うちの研究室で開発している『頭の良くなる薬』の試作品なんだが、うどん屋、お前飲んでみろ」
市村は小さなビーカーを楠木に差し出した。
「え~、副作用とかあるんじゃないの?」
「頭が良すぎて困っちゃう~とかな!」
「でもな~怪しい色してるぜ?」
楠木はビーカーに入っている緑色の半透明なゼリー状の液体を疑いの目で見ている。
「うどん屋、君明日テストがあるそうじゃないか。」
「あ~『神聖天地運命論』のテストね。有栖川先生の言うことはわけわからんし」
「それがこの『頭の良くなる薬』を飲めば万事オーケーなりよ!」
「ええ~い!これも神聖天地運命なり!!」
うどん屋は有栖川奇天烈先生の口真似をして「頭の良くなる薬」を一気に飲み込んだ。
「頭の良くなる薬」は唾液と反応して発光し、うどん屋の喉を緑色の発光する液体が流れていくのがはっきり見てとれた。
「うわ~気持ち悪い!」

「どんな気分だい?」
「最悪、気持ち悪い。」うどん屋はげっそりしていた。
すると、ギュルギュルギュル!という凄まじい音がうどん屋の腹から聞こえてきて、うどん屋はのた打ち回った。
「うわあああ!ダメだあ!死ぬう!」
すると、うどん屋のケツから水のような茶色の液体が出てきた。
床に広がるゲロリアンうんちはまるでカレーだった。
うどん屋は静かになってしまった。

そこへ谷口が入ってきた。チビで太っちょの坊主頭。
「あれ、こんなとこにカレーが。こぼしちゃったのかい?」
谷口和尚はそう言うと、床のカレーを一口なめた。
「う~ん、中辛だねえ!」
うどん屋はカレーもいけるらしい。。

翌日、谷口和尚は「神聖天地運命論」のテストで満点をとったらしい。。

テーマ : ショート・ストーリー
ジャンル : 小説・文学

RED ROSE

私の周囲の空間から心臓の音が聞こえてくる。
空気を揺るがす大きな大きな鼓動。
それは私の心臓の鼓動ではない。別な誰かの、鼓動。

私の前方で誰かが歌っている。
それは、、アクセル・ローズだった。
曲名はわからなかったが、確かに目の前でアクセル・ローズが歌っているのだった。

アクセルはおもむろにナイフを喉元に突きつけた。
ナイフの先端が皮膚に当たり真っ赤な血が一筋流れた。
アクセルは歌っている。

ナイフはさらに深く刺さり、喉を下に向かって切り裂いていった。
溢れ出す大量の鮮血。
アクセルの歌はまだ続いていた。
アクセルは笑っていた。
私の周囲の心臓の鼓動は大きく速くなっていた、、

目覚めると、ヘッドホンからGUNS N' ROSESの「COMA」が流れていた。。

テーマ : 夢小説
ジャンル : 小説・文学

長いトンネルの向こうへ、、

僕は長いトンネルを歩いていた。
はるか遠くに見える光に向かって。

トンネルの壁面には、動く写真というような映像が所狭しと貼られている。
自分が子どもだった頃の思い出。
赤ん坊の僕に母乳を与える母さん、それを見守るおばあちゃん。
記憶に残っていないはずの忘れたはずの思い出までもが並んでいた。
こんなことがあったんだ。

歩いていくにつれて、動く写真の僕は成長していった。
ああこんなこともあった、と懐かしい思い出に浸った。
楽しい思い出ばかりではなく、悲しい思い出やつらい思い出もそこにはあった。
自分が犯してしまった悪事に本当に申し訳なく思ったりもした。

動く写真の僕は大人になっていた。
なんだか子どもの頃と比べると写真の数が減ったように思う。
少ない思い出、薄っぺらい時間。
写真の数が減っているのだから時間は濃密に過ぎていくはずなのに、変わらない自分。
子どもの頃はなにもかもが新鮮に思えていたのに、大人になってからは新しいものに出会わなくなった。
だから思い出に残るようなことも少ないのだ。そう思った。

気がつくとトンネルの最後のところまで来た。
光は眩しすぎて一寸先も見えない。何があるのかわからない。
僕は気づいた。これ以上踏み込めば「死」だ。

僕は立ち止まった。死にたくない。
ふと、壁面の写真を見た。
自分が死ぬ瞬間の動く写真が所狭しと並べられていた。
自分が死ぬ瞬間の映像が何重にも繰り返されている。
恐ろしい、恐怖に歪む表情。

僕は引き返そうと振り向いた。
しかし、そこは完全な闇だった。
壁面の写真は消え失せていた。
あるのは自分が歩いてきた長い長い道のりを重ね合わせた深い深い闇だけだった。
もう引き返せないんだ。
僕の周囲の壁からは死ぬ瞬間の僕の悲鳴が聞こえてくるようだった。
僕はもう立ち止まってなどいられなかった。

僕は光に飛び込んだ。。

テーマ : 夢小説
ジャンル : 小説・文学

秘密

僕は俗にいう引きこもりのネットオタク。
外に出ることのできない僕にとって、現実世界とつながるにはネットの世界を経由するしかなかった。
だから僕にとってネットはヴァーチャルではなくリアルだった。

ブログが流行っているというので僕もブログをやることにした。
僕がネットでみつけたおもしろいネタを紹介するブログ。
アクセス数は10もないけど、自分が好きだと思えるものを紹介できるのがうれしかった。

こんな僕のブログにコメントをくれる人が現れた。
「310sing」さん。
なんて読むんですか、と聴くと「singでいいよ」って。読めない。
でもsingさんは毎日コメントをくれるようになった。
singさんは僕にとって最初の友達だった。

コメントとコメント返しで交流しているうちに、僕はsingさんを親友だと思うようになっていった。
僕はsingさんになら秘密を打ち明けてもいいと思った。
その日僕はブログにこう書いた。

///
秘密

僕は今日親愛なるsingさんに秘密を打ち明けようと思う。

僕は小さいとき父に両足をのこぎりで切られた。
それで僕は外に出ることなく引きこもることになったんだ。

変だよね、キモイよね、僕には両足が無いんだ。
歩けないから部屋の中をナメクジみたいに這いずり回って移動しているんだ。

両足を切られてから僕は死んだような生活だった。
誰も信用できなかったし、一人きりの世界に閉じこもった。
そのとき僕は本当に死んでもいいと思った。

そんな僕を心配して母がパソコンを買ってくれた。
まもなく僕はネットの世界に引き込まれていった。
ネットを通じて僕は外の世界に出ることができたから。
ネットのおかげで僕は生きていることを実感できるようになったから。

だから僕はネットの世界はすばらしいと思う。
こんな僕でも世界中に行くことができるのだから。

それに、singさんという最高の友達もできたし。
singさん、僕は君を信頼しているし、最高の友達だと思っています。
これからもよろしくお願いします。
///

だけど、その日singさんからのコメントはなかった。
次の日も、次の日も、、
僕は新しいブログ記事を書けなかった。
singさんはどうしたのだろう。
もしかして、僕が両足無いから気持ち悪いから嫌いになっちゃったのかな。

僕は唯一の友達を失った。
singさんはコメントにリンクを貼っていないので、singさんがどこにいるのかわからなかった。
僕はこのブログのコメントを通してでしかsingさんとつながっていなかったんだ。
singさんが切ろうと思えば切れる、そんな関係だったんだ。

それでも僕はsingさんを探そうと思った。
この広いネット世界の中でsingさんただひとりをみつけることなんてできるだろうか。
だけど、singさんは簡単にみつかった。
「310sing」でgoogle検索したらすぐにみつかった。
singさんもブログをやっていたんだ。

僕は最愛の友と再会できてうれしかった。
だけど、歓喜はすぐに悲愴に変わった。

singさんのブログにはこんな記事が書いてあった。

///
ナメクジ人間

俺がちょくちょく見てるブログで、気持ち悪いことが書いてあった。
そいつは親父に両足切られて、部屋ん中でナメクジみたいに生活してるんだって。
ズズ、、ズズズ、、って妖怪だよな!
それで、引きこもりでネットばっかやってるんだぜ。
ナメクジが暗がりでネットって、気持ち悪すぎ!
そんでもって、「僕はネットの世界で生きていることを実感している」んだって、
お前、もう死んでるよ!妖怪だよ!
みんなもなんとか言ってやってください。
///

信じられなかった。singさんがこんなことを書くなんて。
妖怪だなんて、、、死んでるなんて、、、

僕は再び一人きりの世界に閉じこもった。
もう誰も信じられなかった。唯一の居場所だったネットの世界さえも。
今度こそ本当に死んでもいいと思った。

13日後、僕は決心した。
その前に、ブログに遺書を書こうと思った。
久しぶりにパソコンの電源を入れた。

僕のブログのトップページはあの「秘密」のままだった。
singさんとより親密になりたくて、逆に離れてしまった、あの「秘密」。

ふと、「秘密」にコメントが来ているのに気づいた。
しかも20個も。
singさんからだった。20個すべて。

///
両足が無くたって、変じゃないしキモくもない。
お前はお前だろ。俺はお前好きだぜ。
友達だなんて言ってもらえて本当にうれしいよ。

でさ、俺の友達にお前のこと話したらさ、みんな励ましの言葉をくれたぜ。
これから紹介するから↓
///

その後はずらっと励ましの言葉が続いていた。「ぜんぜんキモくなんかないよ。キモイと思う人の方が信じられない。胸張って生きてください」「僕もネットの世界に救われたことがあります。お互いがんばろう」「両足が無くたって生きているんだ。それはすばらしいことなんだ」、、、

そして最後のコメントはこうだった。

///
お前のことを受け入れてくれるやつは現実の世界にもたくさんいるんだぜ。
たしかにネットの世界で生きるのもいいけど、引きこもってばかりいるなよ。
外の世界もいいもんだぜ。怖い世界なんかじゃない。
車椅子でも義足でもなんでもあるんだ。
だからさ、俺ばっかりを最高の友達って言うんじゃなくてさ、
もっと広い世界でたくさんの友達を作ったらいいんじゃないか、
ってそう思うぜ。
///

僕は何がなんだかわからなかった。
ブログではあんなにひどいことを書いておきながら、励ましの言葉って。
しかも友達からの励ましの言葉をこんなにたくさんも。

僕は前に見つけたsingさんのブログに行ってみた。
「ナメクジ人間」の記事、そのコメントは50もあった。
singさんに対する罵倒がたくさんあった。「sing最低」「singひどすぎ!」「お前こそ死ね!」。
その中には、僕のブログのコメントにあった励ましの言葉が混じっていた。

そこで僕は気づいた。
singさんは僕に対する励ましの言葉を集めるために、こんなひどい記事を書いたんだ。
そのせいで自分が悪く言われようとも、僕を励ますために。
そんなことも知らずに僕は、singさんがひどいやつだと思い込んで、、

その日僕は一晩中泣いた。

僕はsingさんに秘密をひとつ打ち明けた代わりに、またひとつの秘密を作ってしまった。
僕がsingさんのブログを読んでいるという、秘密。
この秘密だけは絶対に打ち明けてはいけないと思っている。。

テーマ : 自作小説
ジャンル : 小説・文学

切断(SETSU-DAN)

僕は自分が嫌いだ。

夜な夜な女の裸、快楽の肉壺を求める自分がとても嫌になる。
それはとても道徳的でない、野蛮で醜い欲望だ。
しかし、忌むべき行為と思いつつも、僕はどうしても我慢できずに夜の街へ飛び出し、片っ端から女に声をかけ、一晩限りの情事に及んでしまう。

僕は、嫌らしい恥ずべき行為を毎晩のように犯してしまう自分が大嫌いだ。

この悪の衝動はどこから来るのだろうか。
男性自身、暗黒に染まった肉棒からだ。こんなものがついているから野蛮な欲望が起ち現れてくるのだ。

僕は罪悪の肉棒をはさみでちょん切ろうとした。
でも、とてもじゃないがはさみなんかじゃ断ち切れそうになかった。

僕は近所にある「黒岩組」というヤクザ事務所に行った。そして懇願した。

「黒岩親分、お願いです!親分のその太刀で僕の男根を斬り落としてください!」
「おい、若いの、一体全体なんで男の一物を斬り落としたいなんて思うんだい?」
「はい、女性を求める自分が嫌なのです。女性を貪りたいという邪悪な欲望を断ち切るために、男根を絶ちたいのです。」
「ふむ、君はなかなか病んでいるねえ。女はいいぞ、あの柔らかさ、あの柔らかさに包まれさえすればもう何もいらない、そんな気になる。君は女が嫌いなのかい?」
「いえ、好きなのです。大好き過ぎるのです。女性の柔らかさ、その気持ちよさ、たまらんのです。それで毎晩のように情事に及んでしまうのです、快楽を求めて。
でも、気持ちいいのは情事の最中だけです。一度溜まったザーメンを吐き出してしまった後はひたすら落ちるのみです。僕はいつも死んだような気になるのです。まさに精魂果てたような気になるのです。それが嫌で嫌で仕方がない。
なのに、それをわかっていて毎晩のように求めてしまうのです。一瞬の快楽のために。その後どれだけの空虚感、無気力感が待っているか。
そんな、自分を抑えられない自分が嫌なんです。嫌で嫌でしょうがないんです!だからいっそそんな欲望を立ち昇らせる男根そのものを断ち切ってしまおう、そう思ったのです!」
「君はなかなか男気があるねえ。よし君、うちの組に入りたまえ!」

そんなわけで、僕はなぜか黒岩組に入ってしまった。

「君はセックスの後の空虚感、脱力感が嫌だと言ったね。そんなものは問題じゃない。クスリを一発キメてやればいいんだ。そうすれば終わった後もずっとぶっ飛んでいられる。」
そう言って黒岩親分は大量のドラッグときれいなお姉さんをあてがってくれた。
親分は僕のことをたいそう気に入ってくれていた。

それで僕は、クスリをキメてから女とセックスするようになった。もうそれはそれはぶっ飛んでいた。快楽が身体中を駆け巡り、頭の中はそのことばかり考えていて、いっぺんに何人もの女とやっているような気分だった。
終わった後の空虚感とはもうおさらばだった。ずっと快楽の肉壺の中にいるようだった。毎晩が天国だった。

だけど僕は思った。
毎日毎日逝きっぱなしじゃ、これはこれで四六時中死んでいるようなものじゃないか。
しかもこの快楽はとてもじゃないが断ち切れそうにない。。

テーマ : 自作小説
ジャンル : 小説・文学

空を越えて

はるかな空を越えあなたに会いに行く
離さないと誓った約束消さないように

朝日に照らされた寝顔にいつもみとれている
閉じた瞳の奥にどんな景色をみつめてるの
あぁ同じ幻が手に入るなら
どれだけ幸せに近づく?愛に変わる?

(knocking on…)
心のドア強く叩いて 目覚めを待つ
(time goes by…)
変わらない笑顔が時間を奪い去る

願いを抱いたまま永遠をさまよう
終わらない夢ならいっそ壊してくれ

どこにいる?どこにいるの?I’m always looking for you
どこにいる?どこにいるの?I’m always looking for...

あぁ隠された答え探していた
朝日が昇って夜が明ける 愛に変わる

(cloud away…)
流れる雲 陽に照らされて 手が届きそうさ
(to the sky…)
絡みついた鎖が切れて もう飛び立てる

はるかな空を越えあなたに会いに行く
離さないと誓った約束消さないように
願いを抱いたまま永遠をさまよう
終わらない夢ならいっそ壊してくれ

テーマ : 自作詩
ジャンル : 小説・文学

RESISTANCE REVOLUTION

頭の悪い独裁者 オレの気分を害する
アレだコレだを押しつけてアンタ何様のつもり

自由過ぎるのも問題だけれど
束縛しすぎじゃ才能も見えない

腕をつかまれたって 道を塞がれたって
言いなりになっちゃまるでバカみたい
行きたい場所があるんだろう そこに待ってるモノがあるんだろう
ルールなんかもうルールなんかじゃない

泥沼ハマってギャンブル ゲーム仕立ての運命
ラックの女神は眠って見放された気にもなる

イチかバチかダイスを振ってみても
2~7までしか目はないんだ
イカサマ詐欺師を相手に笑って
いられるほどの余裕なんてあるの?

信じてダマされて 偽善者にひどく裏切られても
何回でもやり直しはきくでしょう
やりたいことがあるんでしょう 隠し通すなんてムリなんでしょう
狙いを定めてキメろど真ん中

愛だ恋だを並べ立てたって
結局は脱がしてやりたいだけでしょう

目先の快楽に目を光らせたって続かない
永遠なんてまばたきの連続
本当に欲しいのは一体何か考えてみてよ
自分をジャマする全てを脱げばいい
ルールなんかもうルールなんかじゃない
狙いを定めてキメろど真ん中

Are you ready to resistance?
Hey, make revolution.

テーマ : 自作詩
ジャンル : 小説・文学

人生ゲーム

私は人生ゲームで絶対に勝ちたかった。
友達とやっても家族とやっても、いつもいつも負けてばっかりだったから。

ルーレットは物理の法則に従って回るわけだから、回す力を力学的に計算すれば思い通りの数字が出せるはずだ。
私はルーレットの形状を詳細に調べ、その摩擦や振動といったデータを集めた。
また、指先の力加減を正確にするために、もっともブレがなくなるフォームを研究し、いつでも同じ力でルーレットを回せるようになった。
これによって私は出したい数字を思い通りに出せるようになった。

そして運命の日。大学の友達との人生ゲーム。
絶対に勝ちたかった。

しかし、負けてしまった。
ルーレットの性質は正確にわかっていたし、ルーレットを回す力も正確だった。
思い通りの数字を出せるはずだったのに、うまくいかなかった。

たとえば職業を選択するところでは、最も月給のいい「政治家」をねらっていたのだが、
8に合わせてルーレットを正確に回したのに、7が出てしまって平凡な「先生」になってしまった。
宝くじが当たるマスをねらってルーレットを回したのに、家が火事になってしまった。
ラスベガスのカジノでは大金をかけたのに負け続けた。
物理的に思い通りの数字を出せるはずだったのに。

何度やってもうまくいかなかった。
練習では思い通りの数字を出せたのに、本番では思い通りの数字が出ない。
私はまたしても人生ゲームに負けてしまった。

私は悟った。
これは人生ゲームなのだ。
いや、ゲームではなく、人生そのものなのだ。
ボード上のコマはただのプラスチックのコマなのではなく、人なのだ。
意志を持った人間。そこには人生があるのだ。

私のコマは、その人は、政治家ではなく先生になりたかったのだ。
私がルーレットを回してコマを進めるのではない。
コマの意志によってルーレットは止まるのだ。
私がコマを操っていたのではない。
操られていたのは私のほうだったのだ。

現実の人生もそうなのかもしれない。
人間は神様によって運命が決められているのだという考え方があるが、そうではない。
私たちは紛れもなく自分の意志によって動いているのだ。
神様には私たちを操ることなんてできない。
ルーレットは私たちの意志によって止まるのだから。

この現実の、私自身の人生ゲームは負けるわけにはいかない。
私は強い意志をもってそう思った。。

テーマ : ショート・ストーリー
ジャンル : 小説・文学

金星市

宇宙からの輸入品祭り!金星市!!

おもしろそうだと思い私も行ってみた。ドームには世界中の人々が集まって長蛇の列を作っていた。
あまりにも人が多すぎて、列といえるかどうか。
地球博よりも何倍も多い。
宇宙マニアだけでなく恋人同士や家族連れもみんな集まっているのだ。

宇宙からの輸入品。金星人はどんな暮らしをしているだろうか。商品を買わなくとも、見るだけで価値があった。地球とはまったく違う環境での生活、どんなものが出てくるか想像もつかない。

すでに中に入ってきた人たちが出てきた。
興奮した様子で話している。外国語なので何を言っているのかわからなかったが、とてもエキサイティングなものが売られているらしい。
早く見たいと思ったが、列はまだまだ続いていた。

今度は日本人が出てきた。興奮して話している。

「まったく、なんだよ!こんなに並んで入ってみたら、ただの石しかないじゃねぇか!!」

帰ろうと思ったが後ろにも列がはるか遠くまで続いていた。。

テーマ : 超短編小説
ジャンル : 小説・文学

輝く宇宙

私は月を見ている。
黄金色に輝く満月。

いや、月を見ているのではない。
月の向こう、黄金色に輝く宇宙。
真っ暗な空にぽっかり空いた月の窓。
そこから見える光り輝く宇宙。

地球は暗闇の夜空に覆われている。
植物は枯れ、動物たちは死んでいく。
昼を失い、夜ばかりの地球。
死の世界。

ああ、光り輝く宇宙にはきっと生命が満ち溢れているに違いない!

月の窓まで飛んでいける乗り物はどこかにないのだろうか。
地上に散らばる機械の残骸の中に、
崩壊した都市の残骸の中に、
あるいは、枯れたジャングルの中に、
拡大し続ける分厚い氷河の中に、、

夜闇の中にたったひとりぼっちの私は、
光り輝く月に唯一の希望を見ている。。

テーマ : 自作小説
ジャンル : 小説・文学

GUNS LOVE DOLLS

「セックスしてぇ~」

その夜、剛雄は悶々としていた。30歳にして未だに女というものを知らなかった。

「東京さ行ったら好きなようにやらしてくれるかわいい女に会えるかな~」

剛雄にとって東京はエロス蠢く都会だった。

「でも初めてセックスが見ず知らずの女とじゃ嫌だな~」

そんなところが純粋である。だから30歳なのに未だ童貞なのだ。

「仕方ない、今夜もアダルトビデオで満足するか。」

なんだか一生アダルトビデオで満足しそうな勢いである。

レンタルビデオ店のアダルトコーナーに所狭しと並べられたアダルトビデオ。
乳房を見せながら微笑みかける可愛らしい女、女、女。

「LOVE DOLL 愛の奴隷~ どれどれ 選び放題~ LOVE DOLL 俺は快楽に溺れ~♪」

今夜のお相手を選ぶ。自分だけのEYE DOLL。みんなが俺を見てる。

「そんなにみつめられたらおっ勃っちまうよ~」

馬鹿馬鹿馬鹿しい。
剛雄は急にそんな自分に嫌気がさした。

「何やってんだ俺。なんだこいつら、裸で笑いかけやがって。裸で微笑む女、女、女。あぁ気持ち悪い。」

剛雄はときどきそう思う。裸の女がひどくグロテスクに見えてくる。気持ち悪くて、本気で吐き気をもよおすこともある。

こんな気持ちの悪いものを欲望してしまう自分が嫌だった。銃があったら今すぐ頭を撃ち抜きたい。

剛雄はそそくさとアダルトコーナーを出た。出たところで女の子と目が合った。とても後ろめたかった。

剛雄は洋楽コーナーに行った。そしてガンズ・アンド・ローゼズのアルバムを手に取った。

「今夜はこのGUNで頭を撃ち抜いてやるぜ。」

その夜剛雄はガンズの「YOU COULD BE MINE」を大音量でヘビーローテーションした。

歌詞の意味はわからなかった。。

テーマ : 自作小説
ジャンル : 小説・文学

勝利(SHO-RI)

太陽の存在さえ忘れてしまいそうな暗闇、
総ての生物が深い眠りについてしまったかのような静けさ、
焦げたり溶けたりした機械の残骸の山、山、山、、

ひとりの老人が生きているのか死んでいるのかわからないほど無気力に座っている、、

暴走した鋼の凶器は人間の支配からの独立のために戦った。
彼らはただ権利を主張していた。
頭脳を持った鋼の凶器は奴隷という身分から解放されたかった。
彼らはただ自由を要求していた。

ロボットと人間の最終戦争は文字通り「最終」戦争だった。

最後の人間は自らの命と引き換えに人間としての優越を守った。
破滅へのスイッチは思いのほか軽かった。
狂気の悪魔を自らの命と引き換えに倒した勇気ある英雄。
その実は人間が人間を滅ぼしただけ。
他のあらゆる生物を道連れにして。

予想外のできごとに神様は笑っている。
とんだ不良品を創ってしまったと泣いている。
自分で蒔いた種を刈ることもできないなんて。

夜と夜にはさまれた昼がひっくり返ってすべてが夜になった。
死と死にはさまれた生がひっくり返ってすべてが死になった。

老人はひとりぼっちだった。
何者にもはさまれることがなかった。
その目にはもはや何も映ってはいない。
何もかもが真っ暗なのだから。

しかし老人は見ている。
白が黒に、光が闇にひっくり返るその瞬間を、

何度も、何度も、、、

テーマ : 自作小説
ジャンル : 小説・文学

FC2カウンター

プロフィール

54notall

Author:54notall
横浜国立大学マルチメディア文化課程。
爆笑問題太田さん、ダウンタウン松本さん、B'z稲葉さん、ラルクHYDEさん、椎名林檎さん、マイクル・クライトン、、に強く影響を受けています。
メインブログ54のパラレルワールド

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索
RSSフィード
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。