2006.04.11 冷蔵庫
一人暮らしの冷蔵庫というのは「パンドラの箱」である。そりゃあ、ちゃんとした人の冷蔵庫はきれいに使われているのだけど。だらしのない人、部屋がゴミ屋敷になってしまっているような人の冷蔵庫なんてのは、まさに開けてはならないパンドラの箱である。

私は1週間前、2年振りに冷蔵庫を開けた。開けるのには勇気がいった。ヨーグルトや牛乳が入れっぱなしになっていただろうか。もしそうなら悲惨なことになっているだろう。カビが生えて内装が黒緑色になっていないだろうか、きのこが繁殖していないだろうか(ある意味ラッキー?)。開けたとたん悪臭が立ち込めて鼻が曲がるのではないだろうか。悪臭ならいいが有毒ガスが出てきて死んでしまうのではないか。大きな不安を抱え、私は勇気を持って冷蔵庫を開けた。

冷蔵庫を開けてみると、そこにはペンギンがいた。私は少々驚き、一体なぜ冷蔵庫にペンギンがいるのか考えた。2年前に確か卵が入れっぱなしになっていた。もしかすると、にわとりの卵の中にペンギンの卵が混じっていたのではないか。そしてその卵が孵ったのではないか。幸いにも冷蔵庫は涼しく食べ物もあった。そのおかげでペンギンは2年間生き延びられたのだ。

その日から冷蔵庫はペンギン小屋となり、私は「ペンちゃん」にエサをあげるために毎日冷蔵庫を開けるようになった。。
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