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朝露に光る希望

空に向かって突き立っている無数のミサイル。
それはまるで針千本、地獄の光景。
だけど朝露に光る光景は希望の象徴にも見える。
キム・チは早朝のミサイルの眺めが一番好きだ。

今日も朝の希望を眺めていた、そのとき

シューン!シューン!シューン!、、、

キム・チは我が目を疑った。
ミサイルが七本、矢のように飛んでいった。

キム・チは官邸にすっ飛んでいった。
「キム・ジ総督!どういうことですか!?ミサイルが発射されましたが!」
「ははは、キレイなもんだろう?美しい放物線、、ヒッ、、」
(よっぱらってる、、?)
キム・チは総督の隣にいるキム・テを見やった。
「キム・テ、お前がいながら何故こうなった?」
「まあ、しょうがないってことだな」
(キム・テ、軍司令官、こいつがこの国を悪い方向へ進ませているんだ。
ミサイル発射なんて、、いったい何を考えているんだ?)

――――はるか遠く上方に光が見えてきた。
太陽を取り戻すのだ!

かつて地上を支配していた最初の人類。
あとからやってきた第二人類に滅ぼされかけ、地下に逃げ込んだ“地底人”。
地底人は長い間地下で軍力を蓄え、ついに地上へと一斉攻撃に向かおうとしていた。
まず第一波として、最新最強の戦艦「ハデス」が海上に姿を現そうとしていた。

そのとき、、
シューン!シューン!シューン!、、、
空気を切り裂く音が聞こえたか聞こえないかの刹那、、
ドン!ドン!ドン!、、、
ハデスを強烈な衝撃が襲い、外装は損傷し、大量の水が流れ込み、
まもなく海上というところで、戦艦は再び来た道を引き返した。
光を失って、、

地底王はハデスからの通信ですべてを知った。
「なんということだ、、我々の最強の戦艦が一瞬にして、、
地上人はそんなにも技術が発達しているのか、、」

地底人には地球のマントルをエネルギー源とした強力な兵器があった。
マントル兵器が使われれば、地上の文明はあっという間に滅ぼされただろう。
しかし、地底人はこのとき以降二度と地上を侵略しようなどとは考えなくなった。

そんなことなどつゆ知らず、キム・ジは国際社会から非難を受け、国の財政はさらに厳しくなりそうだ。
キム・チはあいかわらず、朝露に光る希望を眺めている。。
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テーマ : 短編小説
ジャンル : 小説・文学

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Author:54notall
横浜国立大学マルチメディア文化課程。
爆笑問題太田さん、ダウンタウン松本さん、B'z稲葉さん、ラルクHYDEさん、椎名林檎さん、マイクル・クライトン、、に強く影響を受けています。
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