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タイラント4

兄さん、助けて!

クレアは狂った獣と化した人間たちが蠢く街の中をバイクで疾走していた。
一体のタイラントがバイクに飛びかかってきた。クレアはアクセルをふかし、タイラントを吹っ飛ばした。
ヘルメットに血が付着する。

くそったれ!もう、なんなのよ!

振り返ると、吹っ飛んだタイラントに数体のタイラントが群がっていた。そして一斉に喰らい始めた。すると一体のタイラントが別の一体のタイラントを押しやった。押しやられたタイラントは奇声をあげながら押しやったタイラントの頭に殴りかかった。殴られたタイラントの頭は180度周り、クレアの方を向いた。

もううんざり!

バイクは疾走する。警察署を目指して。

兄さん、助けて!

「妹?」
「そう、クレアっていうんだけど、家に帰ったらいなくて、もしかしたら俺を探しに警察署にむかってるんじゃないかと思って。すれ違いになっちゃったみたい。やっと警察署を抜け出して来たってのに、また戻るなんて最悪だよ。」
「警察署は、そんなにひどいの?」
「強力な武器持ったやつや、格闘技に秀でたやつらがみんなタイラントになって殺し合いしてるんだぜ?まるで地獄だったよ。命からがらさ。」
「そうなの、、」

ジルを乗せクリスが運転するパトカーが急に進路を逸らした。歩道をさまよっていた一体のタイラントを吹っ飛ばした。ブティックのショーウインドウに激突する直前にパトカーは急停止した。

ジルはクリスの足の上からブレーキを踏んでいた。
運命を変える銃はまたしても運命を変えたのだった。
窓ガラスに飛び散った血痕。
最後の一発だった。
しかしジルは新たな武器を手にしていた。ショットガン。

もう私は負けない。そして、、

数分後、パトカーは再び走り始めた。警察署を目指して。

パトカーが走り去った路上には、ボロボロになった警官制服と人骨だけが残されていた。
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テーマ : 自作小説(ファンタジー)
ジャンル : 小説・文学

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Author:54notall
横浜国立大学マルチメディア文化課程。
爆笑問題太田さん、ダウンタウン松本さん、B'z稲葉さん、ラルクHYDEさん、椎名林檎さん、マイクル・クライトン、、に強く影響を受けています。
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